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【开催报告】【2022.01.19】広岛大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(贰痴搁滨)」は,东広岛市広域交流型オンライン社会科地域学习(外国人市民)を実施しました

(拠点リーダー)は,2021年度から,东広岛市教育委员会と连携して,市内复数の小学校をオンラインで结んだを开始しました(プロジェクトリーダー:草原教授)。骋滨骋础スクール构想の推进によって実现した子どもたちの「1人1台」端末と学校の滨颁罢环境を活用して,市内各地からの中継を交えながら,东広岛市の地理?歴史?政治?経済?文化などについて対话的?双方向的に学びます。さらに,この学びを広岛大学の教员と大学院生がコーディネートします。

本年度は,2021年6月の试行に基づいて,毎月1回2时间,テーマを决めて授业を行います。この企画が実现することで,小规模校と大规模校の子どもが,年间を通して,各地域のようすを比较したり交流したりしながら学びを深められるように工夫しています。
 
2022年1月19日,プロジェクトリーダー草原教授と,広岛大学の学生?大学院生らは,东広岛市内小学校6校13学级(叁ツ城,原,板城,中黒瀬,高美が丘,豊栄)の4年生(416名)が参加した,「外国人市民」をテーマとするオンライン授业を実施しました。
 
1时间目の导入は,东広岛市の外国人市民の人数と人口割合を予想するクイズから始まりました。子どもたちはタブレットを使って回答しました。东広岛市に在住する外国人市民は约7,000人です。多くの児童は,広岛県で最も外国人市民の割合が多い市を?広岛市?と予想しました。しかし実际は3.6%の?东広岛市?でした。この数字は,他の市町村に比べても突出して多いことが,统计から确认されました。
1时间目の中心的な课题は,「なれない土地には,どんな「くらしやすさ」や「くらしにくさ」があるのだろう?」でした。事前に自分が外国に行って生活をするときには,どんなことで困りそうかを予想をしました。?言叶が読めない、话せない??お知らせの文章が分からない??学校の勉强が分からない?などのお困りがあがりました。そこで,家族の仕事の都合でドイツで生活をした吉田さん兄妹(小学生)へのインタビュー动画を视聴しました。授业についていけないなどの「くらしにくさ」はあるものの,サッカーを通して地元の友达と游んだり,迷子になったときに优しく教えてもらえる「くらしやすさ」があることを闻きました。また结婚してアイスランドに移住した西田さんからは,物価が高いことや天候が不顺なこと,アイスランド语がわからないという「くらしにくさ」がある一方で,外国人への差别は少ないこと,大学や高校の入试がないことなどの「くらしやすさ」があることを,尝滨痴贰中継で闻きました。
次に,东広岛に住んでいる外国人市民はどこから来ているのかをクイズ形式で确认しました。グラフを见て,最多は中国であることを确认しました。その后,东広岛の「くらしやすいさ」と「くらしにくさ」について,留学生に直接寻ねる活动を展开しました。中国から来た孙さん,インドネシアからきたムティアさん,タイからきたスィダラーさんに东広岛が?くらしやすいか??くらしにくいか?を○×カードで回答していただき,なぜそう思ったかを话してもらいました。自然が豊かなこと,差别がないこと,イスラム教徒のためのハラルショップがあることなどが「くらしやすい」と评価される一方,ヒジャブをつけていると仕事(アルバイト)が见つからない,スマホ决済できるお店が少ない,ハラルの外食が难しいなどの「くらしにくさ」が指摘されました。
 
2時間目では,「外国から来た人にとって,東広島を「くらしやすいところ」にするにはどうしたら良いか」を考えました。まず各クラスで改善したい「くらしにくさ」を選び,問題の解決策を考えました。解決策を考えるにあたっては,「私でもできること(心がけ)」と「市こそするべきこと(しくみ)」の2つの側面から解決策を構想しました。また「市こそするべきこと」については,市役所や市議会の人に直接伝えることになりました。「私にでもできること」としては,ジャスチャーで伝えることや見た目で差別しないことなどが挙げられました。「市こそするべきこと(しくみ)」としては,看板やメニュー表を多言語で表示すること,翻訳アプリを開発すること,日本语教室を開催すること,キャッシュレス決済対応のお店を増やすことなどが挙げられました。
この指摘を受けて東広島市の生活環境部市民生活課の松井さんは,市では複数の言語で対応できる相談所を置いていること,話せるレベルに応じた日本语教室が開催されていること,市役所に英語?中国語?日本语を話すことができる職員がいることを教えてくださいました。東広島市議会員の北林議員は,看板を複数の言語で書くという児童の提案を取り上げ,電車やバスの案内を多言語にしていくこと,外国人に優しくしていくことが大切と述べました。鈴木議員は,病院で自分の体調を伝えるカードやホワイトボードを作るという児童の提案を取り上げ,病院だけでなく他の場所でも使える提案はないかなと問いかけました。子どもからは,自己紹介カードをつくったり,案内にピクトグラムを取り入れたりしてはどうかと回答がありました。鈴木議員は素晴らしい提案だと述べ,お褒めの言葉をいただきました。
最後に日本语教育を専門にする広島大学の永田教授からお話を伺いました。日本人が当たり前にしていることの中にも外国人にとっては困ることがたくさん眠っていること,隣の人が何か困っているのではないかと考える思いやりの気持ちを忘れないこと,積極的にコミュニケーションをとること,優しい日本语で話しかけること,外国人にとって住みやすいまちは,私たちにとっても住みやすいまちであること,などが話されました。
 
2时间を通して,「くらしやすさ?くらしにくさ」を视点に,外国人市民にとっての生活とその课题を引き出し(第1时),课题の解决策を构想し,「くらしやすさ」のために直接市役所や市议会に政策提言していく(第2时)社会科らしい学习となりました。

豊栄小学校にて授业をする様子(草原先生)

投票の理由について発表する児童の様子

吉田くんのドイツでの暮らしの様子

アイスランドにいる西田さんの话を闻く様子

留学生(孙さん?ムティアさん?スィダラーさん)と永田先生

市でこそ解决することのまとめの様子

市役所からの中継の様子

市议会からの中継の様子

贰痴搁滨は,引き続きICTを活用した新しい地域学习のヴィジョンを提案し,それを教育関係机関と连携しながら企画?実施してまいります。

当日の様子はをご覧ください。

プロジェクト全体についてはをご覧ください。

【问い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp

?※(础罢)は蔼に置き换えてください


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