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は,2021年度から,东広岛市教育委员会と连携して,市内复数の小学校をオンラインで结んだを开始しました(プロジェクトリーダー:)。骋滨骋础スクール构想の推进によって実现した子どもたちの「1人1台」端末と学校の滨颁罢环境を活用して,市内各地からの中継を交えながら,东広岛市の地理?歴史?政治?経済?文化などについて対话的?双方向的に学びます。さらに,この学びを広岛大学の教员と大学院生がコーディネートします。
本年度も毎月1回2时间,テーマを决めて授业を行います。この企画が実现することで,小规模校と大规模校の子どもが,年间を通して,各地域のようすを比较したり,交流したりしながら学びを深めることができます。
2022年6月15日,东広岛市内小学校7校13学级(原,八本松,小谷,福富,豊栄,风早,郷田)の3年生(303名)が参加し,「お店で働く人々」をテーマとするオンライン授业を実施しました。今回の授业では,スーパー,直売所,コンビニという3种类の小売店の比较を通して,それぞれの小売形态が各々の特质を生かして消费者の愿いに応え,利益を上げているという概念を探究できることが目指されました。
导入部では,まず「おうちの人とよく行くお店」に関する事前アンケートの结果(复数回答可)が示されました。1位は209人の児童が「よく行く」と答えたゆめタウン(ゆめマート)で,2位にはセブンイレブン(198人),3位にはショージ(162人)がランキングされました。続けて上记3つを含めたランキングの対象となった16のお店の名前カードを眺めながら,カードの仲间分けを行いました。この分类の活动を通して,私たちがよく知っている(使っている)お店/知らない(使っていない)お店を确认するとともに,小売店の3分类を缓やかに把握しました。
次にアンケートを行い,これら3つのお店グループそれぞれの违いを具体的な场面で予测しました。具体的には,「外国产のパイナップルを买う」「西条产のトマトを买う」「ドコモのスマホ代を払う」という3つの场面で,スーパーマーケット,直売所,コンビニのいずれを利用するかを问いました。アンケート结果はリアルタイムに集计され児童に提示されました。外国产のパイナップルを买うときはスーパーマーケット,西条产のトマトを买うときはスーパーマーケットや直売所に行くと倾向が,そしてドコモのスマホ代を払うときにはコンビニを选ぶという倾向が示されました。
普段からお店を使い分けていることを児童が意识したところで,各学级に対し追究したい学习课题の提案を求めました。子どもたちは,生活経験に基づく素朴な疑问から「売っているものの违いを知りたい」「(それぞれのお店の)良いところが知りたい」「売るための工夫を知りたい」などの课题を提案しました。これらを授业者が集约し,本时の课题を「3つのお店のちがい,似ているところ,工夫をみつけよう」に决定しました。
この课题に答えるために,3つのお店のオンライン见学を行ったのが展开部です。それぞれのお店の商品や内装を観察するとともに,児童から寄せられた质问を店员へインタビューを行いました。「どんな商品を売っているのですか」「商品は何种类置いてあるのですか」「今日のおすすめ商品は何ですか」「1日にお客さんはどれくらい来ますか」「お客さんはどこから来ますか」「お店は何时に开いて,何时に闭まりますか」。ポイントはこれらの质问を,3店舗全てで共通に闻いたことです。「スーパーとコンビニと直売所では,売っている商品の数が违う!一番多いのはスーパーだ!」といったように,児童は,各店の商品の量や质,客层,商圏概念を,インタビューを通じて比较考察できたと推察されます。また,児童は,自分たちの疑问に店员が答えてくれたことを嬉しく感じ,満足感した様子がうかがえました。
中継では,共通の质问を闻くだけでなく,各店独自の贩売戦略もクローズアップしました。最初に见学したスーパーマーケット(ショージ寺家駅前店)では,特に商品の多様性と広域性に注目しました。県内外から入荷した10种类のトマトやメキシコから远く海を渡ってきたアボカドに,児童は兴味津々でした。また,関连陈列(=野菜売り场の近くでドレッシングを売る),チラシ等による広报といった工夫を确认していきました。
直売所(福富しゃくなげ馆)の见学では,地元密着型が强调されました。地元の农家が直接出荷する採れたてのキャベツ,直売所敷地内にある製造所で作られた出来たての豆腐,地元でとれたエゴマを使って作られたそばを食べることのできる食堂にフォーカスすることで,地产地消を大事する直売所の経営のすがたを伝えていきました
最后に见学したコンビニでは,モノだけでなくサービスも贩売している点をクローズアップしました。コンサートや野球観戦のチケットを买ったり,础罢惭を使ってお金を引き出したり,公共料金や税金を支払ったりできる点は,スーパーや直売所とは特に异なるところです。さらに,お弁当から饮み物などの饮食物を中心に约3000种类の商品を365日24时间いつでも买うことができるコンビニのコンビニエンス(=便利)さを発信していきました。
なお,各お店のオンライン见学が终わるごとに,子どもたちはお店の魅力を発表しました。例えば,スーパーマーケット见学の后には「お客様を気遣っている」「いろいろな商品を売っている」などの魅力が言语化されました。直売所见学の后には「食事をするところがあった」「安心安全な野菜」「出来立て?採れたてが食べられる」という魅力が指摘されました。コンビニ见学の后には「24时间いつでもあいている」「いろいろな人を助ける」などの魅力が発表されました。これらの表现から,各校の児童が小売店の特色とその违いを的确に説明できていることが分かります。各学级の発表を受けて,授业者は「お店には违いがあるから,买う人の色々な愿いに応えることができる。そしてお店は,买う人の愿いに応えることで储けることができている」と述べて,小売店の似ているところ(=他店舗との差别化を通した消费者ニーズの获得と収益拡大)をまとめていきました。
本授业では,コロナ祸でお店见学に行きにくい学校,あるいは学校周辺にスーパー?直売所がない地域の学校を念头に置いて,オンライン社会科见学の可能性を模索しました。子どもにはお店の人に质问する机会を保証し,対话的な学びやアップでの観察が実现するように努めました。一部トラブルはありましたが,児童は3つのお店をじっくり近场で観察できたのではないでしょうか。参加した子どもは,各お店の魅力を伝えるキャッチフレーズづくりという宿题をもらって,授业は终了となりました。本授业は,「3つのお店のちがい,似ているところ,工夫をみつけ」たいという子どもたち自身が立てた课题に,小売店のオンライン见学と3つのお店概念を通して答えていく时间となりました。

授业を行う草原教授

笔颁でアンケートに答える児童

意见を発表する児童

板书に示された3店舗の分类?特徴

福富しゃくなげ馆からの中継(佐伯氏?正出さん)

ショージ寺家駅前店からの中継(大川氏?大冈さん)

大型提示装置に注目する児童

学生が绵密に準备をして中継しました
贰痴搁滨は,引き続きICTを活用した新しい地域学习のヴィジョンを提案し,それを教育関係机関と连携しながら企画?実施してまいります。
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広岛大学教育ヴィジョン研究センター(贰痴搁滨) 事務室