麻豆AV

研究を通じて社会に贡献する

後藤 奈美 部門長

基本情报

  • 会社名:独立行政法人酒类総合研究所
  • 职名:部门长
  • 卒业大学等:京都大学大学院农学研究科修士课程修了

现在の职に就くまでの轨跡

 私は今、独立行政法人 酒類総合研究所で、主にワインとワイン用ブドウの研究をしています。
 食品に兴味があったことと、高校で生物や化学が好きだったこともあって、大学は农学部の食品工学科に进学しました。就职は、まだ男女雇用机会均等法が制定される前でしたので、研究や技术の仕事を长く続けたいと考え、公务员(现在は非公务员化)の道を选びました。修士课程を修了してから国税庁醸造试験所に入り、微生物関係の研究に2年间携わりました。その后、大阪国税局の鑑定官室で3年间、酒税や挥発油税関係の分析?鑑定などの仕事をし、再び醸造试験所に転勤して、洋酒?ワイン担当の研究室に入りました。
 私の前任者は、ワインの醸造微生物の研究をしていたのですが、当时の室长が「日本のワイン醸造の微生物学的な问题は大きく改善した。次はワイン用ブドウの品质向上が不可欠。」として、ワイン醸造のためのブドウの研究に着手しました。とは言え、植物関係の研究は初めてで、わからないことばかり。あまりにデータが出ないため、10年程、微生物の研究と并行して取り组みました。栽培は今でも苦手ですが、ようやく日本のワイン用ブドウ関係者に参考にしてもらえるようなデータが出せるようになってきたと思っています。
 研究の仕事は、なかなかうまくいかないことの方が多いですが、それだけに结果が得られた时や、役に立つと言っていただけたときの喜びは大きいと感じます。子供が小さかったときは保育园のお迎え时间を気にしながらの実験でしたが、今では高校生になり、配偶者が単身赴任しているため、私の出张中は一人で食事や洗濯をして顽张っています。
 これからも、家族や研究室の仲间と力をあわせて、日本のワイン造りに役立つ研究を目指したいと思います。

学生に対するメッセージ

 私が进学?就职した顷に较べると、女性が理系分野に进むときのハードルはずっと低くなっています。理系女子の活跃を応援します!

(2010年11月掲载)
*所属?职名等は掲载时点のものです。


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