広島大学広報グループ 担当:村上
罢贰尝:082-424-6017
平成21年8月20日
灾害时の迅速なインフラ復旧や被灾者救助が可能
世界初、折りたためる桥(モバイルブリッジ)の原型プロトタイプを完成
広岛大学大学院工学研究科の有尾一郎助教は、迅速な灾害復旧を可能にする「折りたためる桥(モバイルブリッジ)」の建设基础技术を、社団法人建设机械化协会施工技术総合研究所と共同开発し、このたび、桥のプロトタイプを完成させました。
桥は、幅0.5m、长さは0.5mから6mまでアコーディオン状に伸缩可能であり、コンパクトに折りたためて移动ができ、人が歩ける桥としては、世界で始めての原型プロトタイプです。
既存のインフラ復旧用の応急桥は、大型车両の荷重を基に设计されるため、短い桥であっても重厚な构造物の组み立てとなり、时间がかかるほか、被灾者の救助救援仕様にはなっていません。时间が最优先される被灾现场であるにもかかわらず、桥の组立てに时间がかかってしまう点は、危机管理上の大きなデメリットです。
今回开発した技术は、あらかじめ桥に展开机构を设けることによって、架设组立て时间を短缩させる画期的な建设技术です。开発上の课题も几つか残されていますが、この技术を确立できれば、桥梁そのものをコンパクトに折りたたんで被灾现场に运搬し、それを展开施工することが可能となります。実际の运用に当たっては、被灾现场の规模や状况などから、様々な制约条件や技术的课题も想定されますが、折りたためる桥があれば、迅速な救助やライフラインの确保に役立てることが期待できます。
この研究成果の一部は、平成21年度土木学会全国大会(9/4)で発表する予定です。
つきましては、マスコミの方々に、原型プロトタイプを公开しご説明いたします。
ご多忙とは存じますが、是非、ご参加いただきたくご案内申し上げます。
记
日 時:平成21年8月 24 日(月)午後2時~3時
場 所:広島大学東広島キャンパス
大学院工学研究科 C2棟付近
説明者:広島大学大学院工学研究科 助教 有尾一郎