広島大学大学院医歯薬保健学研究院 教授 内匠 透(たくみ とおる)
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平成24年8月21日
ヒューマン?フロンティア?サイエンス?プログラム(贬贵厂笔)の研究グラントを受赏
広島大学大学院医歯薬保健学研究院 内匠透教授らの研究チームが、ヒューマン?フロンティア?サイエンス?プログラム(HFSP)の平成24年度「研究グラント」を受賞しました。
平成24年9月から3年间、年间35万ドルの助成金を活用して「ネットワーク、遗伝学的、时计及び精神障害:集学的かつ多重スケール的アプローチ」の研究を行います。
内匠透教授(システム生物学)は、米国ミシガン大学Daniel Forger准教授(数学)、英国マンチェスター大学Hugh Piggins教授(電気生理学)と国際共同研究チームを構成し、学際的に概日リズムと気分障害との関連研究に取り組みます。概日リズムの基礎研究から双極性障害を中心とする気分障害の分子病態理解を目指します。本研究の成果は、最近日本でも患者数が急増しているうつ病を含む気分障害のあらたな診断、予防、治療法の開発の基盤となることが期待されます。
ヒューマン?フロンティア?サイエンス?プログラム(贬贵厂笔)は、1987年に、日本の中曽根康弘首相(当时)が提唱して発足した国际プロジェクトです。その目的は「生体が持つ复雑なメカニズムの解明を中心とする基础研究を国际的に共同して推进し、その成果を広く人类全体の利益に供すること」となっており、フランスに拠点を置く、国际ヒューマン?フロンティア?サイエンス?プログラム推进机构(贬贵厂笔翱)により実施されています。
贬贵厂笔研究グラントは、研究内容及び研究者(国)の多様性が重要视されています。平成24年度には、世界中から799チーム(2461名)の応募があり、33チーム(109名)が採択されました。そのうち日本人は内匠透教授を含めて2名でした。また、内匠透教授は、以前に「长期フェローシップ」を受赏しており、今回で贬贵厂笔助成プログラム2度目の受赏となります。