麻豆AV

神経薬理学

酒井 規雄 教授

【研究キーワード】
プロテインキナーゼ颁、脊髄小脳変性症、パーキンソン病、神経突起伸长、神経生存、脳虚血、ミクログリア、セロトニントランスポーター

【最近のハイライト】
1.オルファンGタンパク質共役受容体GPR3は、中枢神経に豊富に発現し、恒常的にcAMPを上昇させる機能を持つ。今回我々は、GPR3は、小脳顆粒細胞において細胞体から突起先端に輸送され、突起先端部での細胞内cAMPを上昇させ突起伸長に寄与することを発見した( PLoS One. 11 (2016) e0147466)。
2.Toll様受容体4を活性化したミクログリアの一部は、顆粒球?マクロファージコロニー刺激因子を自己産生することで長期生存し神経保護的に働く(Neurochem. Int. 93 (2016) 82-94)。

【研究室主要论文】
?Direct visualization of the translocation of the γ-subspecies of protein kinase C in living cells using fusion protein with green fluorescent protein., J. Cell Biol., 139巻, pp. 1465-1476, 19970401
?Inducible and brain region specific CREB transgenic mice, Mol Pharmacol, 61巻, pp. 1453-1464, 20020401

【教育内容】
学士课程:薬物がどのように体内で振る舞い、どのようにして効果をもたらすのかを教えます。
1.薬理学総论?各论
2.薬理学実习
3.研究実习
大学院课程:神経科学、神経免疫学、分子生物学をベースに様々な神経疾患に対する薬物疗法の开発に寄与する研究を教えています。
1.神経薬理学
2.神経科学
3.神経免疫
4.分子生物学

【研究内容】
様々な精神神経疾患の病态を解明し、その理解から新たな薬物疗法の可能性を探る研究を行っています。具体的には以下の研究を行っています。
1.タンパク质リン酸化酵素笔碍颁に関わる神経変性疾患に関する研究
2.セロトニントランスポーターの机能调节
3.中枢神経系に多く発現するGタンパク質共役受容体 GPR3 6 12に関する研究
4.虚血性脳疾患の病态解明と治疗法の开発に関する研究
5.神経免疫を担うミクログリアの机能に関する研究

【写真説明】小脳颗粒细胞における骋笔搁3の局在


up