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【2024/10/7~28开催?东広岛】広岛大学中央図书馆地域?国际交流プラザ「角笔のみちびく世界展」开催のお知らせ

 この度、広島大学中央図書館(広島県東広島市)では、本学名誉教授?小林芳規(こばやし よしのり)氏の足跡をたどる特別企画展「角筆(かくひつ)のみちびく世界展」を開催いたします。本学名誉教授で文化功労者でもある氏の積み上げた数々の研究成果をご覧いただける、本館でも稀に見る規模の企画展です。

 氏は「角筆」という先端を尖らせた古筆記具により書かれた角筆文字を初めて発見し、これまでの言語?文化研究を大きく発展させました。和紙に刻まれた僅かな凹凸から構成される角筆文字は、墨書きの文字と比べ視認しにくく、それゆえ言語?文化研究のなかでも一切目を向けられなかった文字たちです。1952 年に東京文理科大学(現筑波大学)を卒業し、漢籍訓読の研究に勤しんでいた氏は、1961 年の東京でこれらを発見します。その出会いを起点に、これまで見落とされてきた角筆文字の筆跡を探りながら、墨書き文字の裏に隠された数多くの言語と文化に新たな光が差し込まれていきました。

 本展は2020 年に図書館内に設置いたしました「小林角筆資料室」の所蔵資料をもとに、氏の最初期における貴重な角筆文字調査資料はもちろんのこと、「角筆スコープ」と称される角筆を確認するための専用機具も展示します。また、角筆文献目録をはじめ、一部資料は実際に手に取ってもいただけます。角筆がみちびく新たな言語?文化研究の世界を、この機会にぜひご堪能下さい。

                        记
【展覧会名】 角筆のみちびく世界展
【開催期間】 2024 年10 月7日(月)~28 日(月)
【開催時間】 平日:8 時30分~22 時 土日祝:10 時~20 時
【場  所】 広島大学中央図書館1F 地域?国際交流プラザ (東広島キャンパス)
【入  場  料】無料
【主  催】 広島大学中央図書館 (東広島キャンパス)
                                                以上

【展示内容一例】

■角笔(汉书周勃伝)调査资料

昭和36年9月5日から17日までの间で东京上野の松坂屋で开催された「高野山秘宝特别展」に展示された「汉书周渤勃伝」をガラスケース越しに全文模写をしていたところ、角笔によるくぼみのような训点が発见された。この时点では「角笔」という表现ではなく、「爪跡様点押训点」という表现がなされている。
 

■角笔(木製、组纽付)

昭和63年1月、备后国(広岛県)御调八幡宫の名誉宫司、桑原季彦(くわばら すえひこ)により、古経巻の若干とともに木製の遗物が初めて発见された。小笔のように持ちやすい感触のある遗物の先端には繊维のようなものが付着し、これらの遗物が笔记用具として使用されていたことを証明している。角笔は今日に至るまでに全国でおよそ40本が発见されており、本展ではそのうちの一部を展示する。
 

■角笔スコープ(木製、第一号机)

広岛大学名誉教授(理学部教授)の吉沢康和氏の协力も借りつつ、角笔研究のために开発されたスコープ。第一号机は木製であったが、のちに様々な形が作成されている。古代纸を伤めないよう光源に工夫がなされており、东京国立博物馆や奈良国立博物馆でも使用される。
 

■致道馆版 毛誌 上

江戸时代后期、致道馆版。山形県の庄内地方の方言を反映している文献として、言语研究上でも意义がある。
角笔は江戸时代に全国の诸侯が藩校を设置し、汉籍の文献読解に际して角笔を用いたことから、当时の角笔文献が数多く残存している。
 

角笔文献を専用の角笔スコープで照らしたもの。角笔はそれ単体では视认することが困难であり、専用のライトで斜め方向から光を充てることでかすかに确认することができる。画像中央には角笔で「ヨぐ」との记载がある。

■全国角笔文献目録

角笔文献第一号の発见から20年间、近畿の寺社に所蔵された古文献调査により、约3万点以上の角笔文献が発见された。氏は平成4年の広岛大学定年退职以后、10年计画のもとに日本全国の角笔文献を発掘调査し、多数の协力者の手も借りながら、角笔が全国的に利用されていたことを明らかにした。発见された角笔文献点数は3,600点を超えており、今后も増加が见込まれる。
 

■チベット経典 金刚般若経 断简叁叶

角笔文献は国内のみならず、海外でも数多く発见された。中国では约2000年前の汉代に书かれた木简に角笔文字が発见できるだけでなく、チベット経典やコーランなど、多数の言语で角笔文字は発见されている。本展では小林角质资料室所蔵の角笔文献のうち、海外で発见されたものの一部を展示する。
 

左図を拡大したもの。氏の研究は日本を超え、広く东アジアの言语文化研究に新たな可能性を提供した。しかしながら、未だ世界には発见されていない角笔文字が多くあることは、容易に想定される。角笔研究は现在进行形で、様々な方面に研究の可能性を伸ばしている。

【お问い合わせ先】

広岛大学図书馆 図书学术情报普及グループ
 森 敬洋
罢别濒:082-424-6216 贵础齿:082-424-6204
贰-尘补颈濒:迟辞蝉丑辞-蹿耻办测耻-飞谤肠蔼辞蹿蹿颈肠别.丑颈谤辞蝉丑颈尘补-耻.补肠.箩辫
 


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