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第43回 「全ては自分次第」 林 将平 (量子半导体工学研究室) (2011/11/14)

&苍产蝉辫; 10月からこの広岛大学で再び学ぶようになり、1ケ月が経ちました。3月に本専攻の博士课程前期を修了して半年、色々と考えることがあり博士课程后期への进学を决めました。半年という短期间ではありましたが、メーカーに就职し、これまで研究してきた技术の応用製品について勉强になることが多々ありました。コラムを书く机会を与えて顶いたので非常に恐缩ではありますが、博士课程后期に进学を决めた理由について书きたいと思います。

 これまで私は、何かに热中することはあるけれども、ある一つのことを极めるということはありませんでした。趣味はいくつもあるのですが、どれも中途半端なモノばかり。そんな私が、大学4年生の研究室配属で得たものは自分の“研究”でした。今の研究テーマと出会ったことが私を大きく変えたように思います。昔から凝り性であったためか、工作や実験は自ら体を动かし结果が得られるので、私にはすごく合っているように感じました。卒业研究ではプラズマを発生させる実験装置を设计し、フライス盘、旋盘等の工作机を駆使して金属加工を行い、装置を完成させました。纳得する物が出来るまで何度も作り直し装置が完成した时は、とても感动しました。実験も同じで、结果が良くも悪くも结果に対して考察を考えることが楽しいと感じます。特に予想と异なる结果が出た时は、悩み考えるわけですが、予想通りの结果が出た时よりも得られる知识は多いと考えます。
 学会発表も大きな魅力です。学会に参加することで色々な知识が得られ、自分の研究に対する新しい知见も得られます。特に海外で発表させて顶いた时は、他大学の先生方や博士后期课程の方达と话をする机会があり、とても勉强になりました。また、色々な场所に行けて、その土地の料理や时间が许せば観光名所を见て回ることも出来ます。

 私にとって研究は、そのような充実感をくれます。上记のことは研究室を离れて强く実感しました。実际に研究室で毎日実験していると意外と気づかないようです。将来の事を考えるとそのまま会社で働き続ける道もありましたが、まずは学位を取ってからでもいくらでも道はあるという考えに至りました。选ぶ道が何本あるかは自分しだいであると思います。そして大学に戻って今思うことは、やはり大変だったということでしょうか。博士课程前期と比べ、后辈の指导やクリーンルームの管理等の仕事が増えるわけですから、自分の研究の时间をつくることに苦労しています。ただその大変さの中にも充実感を感じており、一つ一つの仕事も楽しんで出来ています。博士课程后期では、一日一日を大事に、楽しく研究を进めていきたいと思います。

 最后に今、博士后期课程への进学に迷っている修士学生の方々は、今やりたいことを优先して欲しいと思います。諦めるにしても、とことんやり抜くにしても自分の匙加减で决まるわけですから、全ては自分次第だということです。

(2011/11/14)

The 7th International Thin-Film Transistor Conference (ITC2011) @ Cambridge, UK


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