麻豆AV

第84回 「雑感」 东 清一郎 (2014/01/17)

 本年度、私は就职担当として多数の公司人事の方と话す机会がありましたが、採用に対する考え方に変化が起こっている事にちょっと惊きました。开口一番、「留学生をください」と来る訳です。これにはどのような背景があるのでしょうか。
 私が参加している国际会议で各国の研究発表を聴くに、日本の研究开発レベルは米国と并んで依然として高い水準にあると思います。一方で日本公司からの発表数は减少の一途を辿り、国际会议のみならず国内会议でも元気のいい若手研究者の姿が见られなくなりつつあります。トップ大学の発表は留学生が多数です。改革の掛け声の下、どの大学も优秀な留学生获得に血眼になっています。
 グローバル化という言叶が叫ばれるようになって久しいけれど、昨今は外国人を积极的に受け入れて日本社会活性化の原动力にしようという考えへと変化しているように感じられます。少子化?ゆとり教育?内向き志向というイメージのために若い世代の研究者?技术者が过小评価されているのでしょうか。学生诸君は世の中の动向を高感度にキャッチするとともに、国内学会でも国际会议でもどんどん外に出て行って、変化の予兆を肌で感じて欲しいと思います。変动の时代を生き抜いていける强さと自信を获得すべく、大学院では思う存分チャレンジしてください。

(2014/01/06)


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