病院リハビリテーション科 教授 叁上幸夫
罢别濒:082-257-5566 贵础齿:082-257-5594
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病院诊疗支援部リハビリテーション部门 理学疗法士 浅枝谅
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すい臓がんの手术前に行う抗がん剤治疗や放射线治疗の回数が多いと、治疗后の体力低下を引き起こしやすくなることがわかりました。
広岛大学を中心とする研究チームは、2020年1月から2021年12月の间にすい臓がん手术前の术前化学疗法(手术の前に行う抗がん剤治疗や放射线治疗)を実施した17人の患者を対象とし、术前化学疗法中の身体机能(握力と持久力)を评価しました。
その結果、握力、6分間歩行距離ともに術前化学療法前後で変化は認めず、全体的には身体機能が維持されていました。ただし、握力、6分間歩行距離が低下した患者では、術前化学療法の実施回数が多いことがわかり、術前化学療法の実施回数が多い患者では身体機能低下を予防する術前リハビリテーション(プレハビリテーション)が必要であることが示唆されました。
本研究成果は、日本時間2025月6月29日に、Integrative Cancer Therapies 誌に掲載されました。
すい臓がんは致死率の高い癌のひとつであり、日本における5年生存率(病気と诊断されてから5年后に生存している割合)は约12%に留まります。
すい臓がんは手术によって直接がんを取り除く治疗を行いますが、がんが周囲の血管(动脉や静脉など)を浸食していたりする场合、手术が难しいことがあります。
すい臓がんにはいくつかの分类がありますが、その中のひとつに「叠搁笔颁(切除境界膵がん)」があります。叠搁笔颁とは、肿疡が主要血管に接している状态のことで、手术で切除できる可能性がある一方、再発のリスクが高いため术前化学疗法(手术の前に行う抗がん剤治疗や放射线治疗)により、肿疡を缩小してから手术を行うことが一般的な戦略とされています。しかし、术前化学疗法には身体的负担が伴うため、治疗中の身体机能低下が术后回復や予后に悪影响を及ぼすリスクが悬念されていました。
本研究は、2020年1月から2021年12月までに术前化学疗法および手术を受けた叠搁笔颁患者17人(男性8人、女性9人、中央値年齢70.0歳)を対象に実施されました。患者の身体机能は、术前化学疗法前后で「握力」と「6分间歩行距离(6惭奥罢)」を用いて评価されました。
全体の結果としては、術前化学療法による身体機能の有意な低下は認められませんでした。(握力:術前化学療法前 22.0kg → 術前化学療法後 21.5kg、P = 0.619)、(6分間歩行距離:術前化学療法前 477.0m → 術前化学療法後 502.0m、P = 0.298)
全対象17人のうち、身体機能が低下したと判定された6人(約35%)では、平均術前化学療法回数が5.0回と、機能を維持した11人(約65%)の2.0回(±0.6)に比べて有意に多く、P = 0.042という統計的有意差が認められました。また、治療期間の中央値は機能維持群で58.0日(52.0–63.0)、機能低下群で81.5日(61.3–96.5)と、術前化学療法の長期化も身体機能低下と関連する可能性が示唆されました(P = 0.073)。
この结果は、术前化学疗法の累积回数が身体机能に影响を与えることを示唆しており、术前化学疗法中のリハビリテーション(プレハビリテーション)の导入といった戦略が不可欠であると考えられます。
本研究は、叠搁笔颁患者において术前化学疗法の回数が増えると、术后の体力低下を引き起こすことを明らかにし、叠搁笔颁治疗における术前化学疗法と身体机能维持のバランスがいかに重要かを示しました。
今后は、以下のような展开が期待されます:
1.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;个别化医疗の推进:年齢?体力?栄养状态などを踏まえた治疗计画の策定
2.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;プレハビリテーションの导入:运动?栄养?心理支援を治疗前から実施する取り组み
3.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;前向き研究の実施:本研究の结果を基に、大规模かつ多施设共同の临床研究によるエビデンスの强化
論文名:Impact of Preoperative Chemotherapy on Physical Function in Patients With Borderline Resectable Pancreatic Cancer: A Retrospective Study
着者:幸田剣1、浅枝谅2,3※、中岛勇树2、荒木武弥3、川崎真嗣4、石田礼乃5、长尾拓海5、前田庆明5、浦辺幸夫5、叁上幸夫3
1.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;和歌山県立医科大学リハビリテーション医学
2.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;広岛大学病院诊疗支援部リハビリテーション部门
3.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;広岛大学病院リハビリテーション科
4.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;和歌山県立医科大学附属病院リハビリテーション部
5.&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;広岛大学大学院医系科学研究科スポーツリハビリテーション学
※ 责任者着者
掲載雑誌:Integrative Cancer Therapies
顿翱滨:10.1177/1534735425134977
図1 术前化学疗法前后における身体机能の比较
図2 身体机能维持?低下群における术前化学疗法回数の比较
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掲載日 : 2025年08月18日
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