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第29回 「家庭菜園の勧め」 菊地原 秀行  (2011/06/24)

 私は10数年前から家庭菜园が一番の趣味である。と言っても、20数年前に他界した父から受け継いだ土地、约500坪の広さがある菜园(畑)なので、立派な兼业农家かも知れません。このセルフ?ポートレートは、ジャガイモの亩をバックに自分で撮影したものです。
 本コラムに家庭菜园のことを书こうと决めたのは良いが、栽培している野菜の全てについて书くにはスペースが足りないので、丁度、ジャガイモの収穫に重なったので、ジャガイモの栽培と収穫について书きます。
 一般的に野菜の栽培は手间がかかります。勿论、私は、自给自足が原则で、无农薬、有机栽培をモットーにしているので、土作り、日常の水やりと追肥、病虫害対策、特に初夏から真夏の雑草対策=草むしりが大変なのです。しかし、ジャガイモは比较的手间がかかりません。春のお彼岸の顷に种付けしますが、その数週间前に十分な鶏粪と肥料を土に与えて耕耘しておきます。后で、追肥が必要ない程度の肥料の量が重要ですが、量は経験で决めています。次に土を盛り上げ、亩(うね:细长く直线状に土を盛り上げた所のこと)を作って、黒マルチ(遮光性のある黒いビニールで、雑草の抑制に最适です)で覆います。これで雑草対策が万全となり、何度か行う土寄せの手间が省けることになります。この亩に30~40㎝间隔で、直径10肠尘程度の穴を开けます。この穴に手で深さ20肠尘位の縦穴を掘って、种付けします。その际には、种イモを适当な大きさに切り分けますが、私は、10キログラムの种イモ(北明かりが、加热料理で直ぐ柔らかくなるので家内の评判が良いです)を购入し、240个程度の大きさに切り分けます。种付け后は、若芽が沢山出て来るので、10肠尘~15肠尘ほどの高さまで芽がでたところで、1つの穴に芽が1本立ちするように元気の良い芽を残して间引きます。决して、间引くのを惜しんではいけません。后は、芽が顺调に育って、茎が1尘~1.5尘ほど生长したころで花が咲き、6月中下旬顷の収穫を待つばかりとなります。下の写真が収穫の少し前のジャガイモの亩です。

 ジャガイモの花が散り、茎が完全に枯れたら収穫翱碍となります。収穫作业は、梅雨の合间を狙って行いますが、晴天でなく、曇天が最适です。理由は、日光にジャガイモが长时间当たると、腐食が早まり、保存が难しくなるからです。下の写真は収穫したばかりの新ジャガイモですが、折角でしたから一绪に収穫したタマネギも写しました。写真中央の大きなイモがおよそ横10肠尘、縦7肠尘、重さ300驳です。なお、タマネギは直径10肠尘、重さ400驳でした。これらが标準的な大きさですが、市场に出回っているものに比べればかなり大きいです。

 全体の収穫量は、10キログラムの种イモからその约10倍、100キログラム以上の新ジャガイモが収穫できます。保存は、风通り良い暗い纳屋に并べて置けば(通気性のある袋でも良いようです)约1年间は食べられます。要は完全自给自足です。なお、タマネギの栽培は、ジャガイモよりは手间と期间が掛かりますが、别の机会にまた绍介します。
 最后に、野菜作りを楽しみ、成功させるコツをお教えします。それは、手间と工夫、また时间を掛けること、それらを决して惜しまないことです。勿论、これらは何事にも通じることですが、中々难しいことでもあります。学业、仕事、子育て、别迟肠。 是非、皆さんも家庭菜园にチャレンジしてみては如何でしょうか? 多分、人生を10倍楽しむことができます。

 ところで、私は、神奈川県相模原市に居を构え、畑も自宅近くにあります。ここ西条の気候は朝夕の寒暖差が激しく、野菜の栽培には絶好で、多分、美味しい野菜が沢山取れると思います。私も机会があったら、西条の地で一度は野菜栽培に挑戦できたらと思います。

(2011/6/24)


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