麻豆AV

第37回 「みんなでワッショイ、ワッショイ!」 梶山 博司 (2011/09/16)

旧大学院先端物质科学研究科 半导体集积科学専攻

第37回 「みんなでワッショイ、ワッショイ!」  (2011/09/16)

梶山 博司 (寄附讲座:先端ディスプレイ科学 特任教授)

 早いもので、半导体集积科学専攻にお世话になって6年目に入りました。最初の5年はプラズマディスプレイ(PDP)の研究が主体でしたが、今年度からは全く新规の半导体蓄电池の研究を始めました。同じタイミングで、JSTの先端的低炭素技术开発事业(ALCA)と経済产业省プロジェクトが採択されたのは幸运でした。工学部井上修平先生、名古屋大学宫崎诚一先生をはじめ、学内外の研究者と大チームを组んで课题に取り组んでいます。私一人では何もできないのですが、当研究室在籍の研究员3名、D3,M2、M1各1名、共同研究员1名の全员の协力のお阴で、目标に向って歩むことができています。このコラムは、そんな彼らに思うことを自由で书いてもらったものです。研究室で感じたこと、体験したこと、為になったこと(あれば嬉しい!)、ここは直して欲しい、さらには、絶対に我慢できないとか、どんなことでも远虑しないで书いていいと伝えてあります。原稿は検閲なしで掲载しますので、最后までお読み顶ければ幸いです。

梶山研究室メンバー

田中大 研究员?堀崇展 顿5?朱笛 顿3?宫本真太郎 惭2?成兴 惭2 ?大友惇 惭1 ?矢野孝伸 (株)アルバック

  • 田中大(研究员)
     広岛大学で研究员としての生活がスタートして约4ヶ月が経ちます。研究に関して、私の能力?経験不足から未だ迷走中の感は否めませんが、试行错误を繰り返し日々精进しているところです。
     学生の顷は、出来合いの装置を用いて単纯に测定方法のみを覚えることが主だったのですが、ここに来て、「何かをゼロから立ち上げる」ということは、本当に大変なのだな…と痛感しています。
     しかしながら、単に见闻きしたものでなく、自分の体を使って実験や準备に携わっていると、自分に足りないものがとてもクリアに见えてきます。それはほぼ间违いなく、専门分野が违うから…などという言い訳で自分がこれまで避けてきた分野であったりするのですが、必要に迫られると人间、兴味が涌くもので、学生时代に使っていた―ただ持っていただけの―教科书や参考书等を広げてみると、违った视点から物事を解釈することができて、今更ながらとても考えさせられます。
     学生さんに何かを説明する时も、「あれ?ここは、こうでよかったのかな?」と、うろ覚えな自分を再认识した后に勉强し直すと、より一层理解が深まり、「教えることは教えられること」とはよくいったものだなと感じています。また、私は人から褒められるような突出した才能の持ち主ではありませんが、出会う人に恵まれる才能だけは持っているようです。
     特に大した目标もなく、のんべんだらりとした毎日を过ごしてきた私ですが、今现在、とても恵まれた环境の中、エキサイティングな研究に打ち込めるのも偏に、恳切丁寧に指导してくださる先生方、积极的に协力してくれる学生さん达、私を取り巻く全ての方々のおかげであると信じています。
     思いつくままに今自分が感じている事を缀り、脉络のない文章になってしまいました。
     最后に。今まで闻いたことがない単语が飞び交う悪戦苦闘の毎日ですが、皆と协力し、―これが一番重要な事だと思うのですが―『楽しみながら』研究に励んでいこうと思います。
     
  • 宫本真太郎(M2)
     M2の宫本真太郎です。私は、今の研究室に来てから学んだことを书こうと思います。
     私が最初に学んだことはネジの缔め方でした。それは体を使って装置自体の扱いに惯れる必要があったからでした。これは新しい测定のために装置の立ち上げ等にその感覚が役に立ち、その重要性を身をもって感じました。また学会で発表する机会があり、自分の测定したデータを発表することの喜びと同时に、伝えることの难しさも感じました。私はこの研究室に来て多くのことを学び、一回りも二回りも成长できたと実感しています。
     
  • 大友惇(工学研究科 M1)
     惭1の大友惇です。今、私达は痴贬贵プラズマ颁痴顿?热ルミネッセンス?齿础贵厂?厂础齿厂と様々な研究を行っています。私自身は工学研究科所属であり、学部时代の研究は「量子化学计算」という现在行っている研究とは180度违うものでした。修士1年になり、研究において本研究室にお世话になることになったのですが、やはり最初は自分の学んだことのなかった分野に戸惑いを隠せませんでした。しかし、知らない分野の勉强をするうちに、いろいろな発见があり、それによって知见が広がっていきました。一つの分野を突き詰めるのもいいですが、幅広い分野での考え方ができるようになることも大事なことではないかと私は思います。
     本研究室には中国人の留学生がおり、英语でコミュニケーションをとったりと国际色豊かなところも魅力的です。英语が苦手な私は、苦戦をしいられているところです。また、学会発表にも积极的で、9月には自身初めての学会発表があり、学会独特の雰囲気を感じたり他大学の学生の発表を闻いたりと非常にいい経験になりました。
     最后になりましたが、残り1年半の间しっかりと研究に励んでいきたいと思います。
     
  • 成兴(西安交通大学 M2)
                       广大生活小记
     大家好。我叫成兴,来自中国西安交通大学,现為二年级硕士研究生。
     光阴荏苒,我以交换生的身份来到广大已经四十几天了。这是一段可以让人渐渐熟悉新环境的时间,所以现在有必要把自己在日本的生活经歷做一个小小的总结。
     这是我第一次来日本,广大优良的学术氛围、日本优美的的自然风光、日本国民敬业的工作精神都给我留下了很深刻的印象。在大家的指导以及自己的努力下,这四十几天来我获益良多。
     目前我主要从事关於半导体蓄电池的研究工作。半导体蓄电池是一种全新的电池,它具有无可比拟的电学性能,其理论蓄电量可达同等规模鋰电池的六倍以上。其简要机理如下:利用超高频电压进行化学气相沉积技术镀膜(痴贬贵-笔贰颁痴顿或搁贵-笔贰颁痴顿),之后用紫外线处理氧化物薄膜,再封装好绝缘层、电极之后就製成了半导体蓄电池。
     目前我们已经搭载好了实验平臺,其间遇到了很多意想不到的困难,尤其是在防止真空洩露方面。接下来就要开始正式镀膜了,一定会有很多意想不到的问题会接踵而至,不过我们的团队一定会倍加努力并最终取得成功!

                My Life at 麻豆AV
 Hello, everyone! I’m Cheng Xing, the second year’s student of master from Xi’an Jiaotong University of China.
 How time flies! It has been more than 40 days since I came to 麻豆AV as an exchange student. Such a long time could make it possible for me to be familiar with a new environment,therefore, I should do a little summary for my experiences in Japan.
 It is my first time to come to Japan. The excellent academic atmosphere of 麻豆AV, the beautiful natural scenery of Japan, and the devotion to work of Japanese people impressed me so much. With the guidance and help from others,I got a lot of improvement in study.
 At present,I’m mainly engaged in the research on semiconductor battery. Semiconductor battery is brand new with exceedingly outstanding electrical properties, and its theoretical charge capacity could reach up to six times more than lithium batteries under same size. The brief mechanism is as follows:a thin oxide thin film is sputtered on the substrate using VHF-PECVD or RF-PECVD method, and then it is processed by UV,covered with insulation layers and electrodes. Finally,the battery is fabricated.
 We have equipped ourselves with a good experimental vacuum platform since one month ago, during which we encountered many unexpected difficulties,especially in anti-vacuum leakage. Next we will begin the formal film-coating process, and there will be many unexpected problems, however, we will redouble our efforts and get the ultimate success!

(2011/9/16)


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