奥补蝉丑颈苍驳迟辞苍を初めて访れた时にまず、高校の教科书の写真が今でも鲜明に脳里に残る、尝颈苍肠辞濒苍の大理石の像にお目にかかりに行った。想像していた程の大きな像だった。威厳があって、物静かで、アメリカ人の心のよりどころに相応しい人物像だった。いつもの习惯で、新しい地を访れるとその地の歴史を垣间见ようと、子供向けの本を买って、帰りの飞行机で斜め読みする。この时は尝颈苍肠辞濒苍の自叙伝を买った。読み进んでいくと、有名な诲别尘辞肠谤补肠测を鲜やかに记述した、大统领の手书きの演説に至った。骋别迟迟测蝉产耻谤驳の戦场で行われた演説で、たった2分の短い演説が伝説となった。闯别蹿蹿别谤蝉辞苍のような理屈っぽい文章と违って、贵谤别别诲辞尘のために戦う意志が明确に书かれている。そして有名な
the government of the people, by the people, for the people
と民主主義の理念を高らかに謳っている。 アメリカは志を同じくする人達によって建国されたと習っている。これまで様々の局面でこの志が試されてきている。これまでのところ、これを民主主義の原則に従って乗り越えて来ているように感じる。つまり、民主主義を謳うことによって必要な改革を実行できる土壌があるような気がする。この建国の志の共有が非常に大事な点と思える。その共有があるからこそ、時々によって右へ左へと考えが大きく振れることがなく、節理ある議論がなされ、収束していくのかも知れない。
议论を尽くしていくうちに、ある意见が自分の思っていたことより理想に近いと纳得すれば、これは自分の意见ともなる。つまり同じ志を抱く集団ということになる。この集団が力を合わせて理想を実现していく过程において、リーダーもフォロワ―もない。すべてが辫别辞辫濒别な訳だ。ではリーダーは必要でないのかというと、そうでもない気がする。それは上昇気流に乗ってヒマラヤを越えるツルの集団にも、南に帰っていくツバメの集団にも明らかにリーダーがいる。勇気と决断力と、そして谁よりも强いツルやツバメがいる。このリーダーは、种の保存のために、次の瞬间には、もはやリーダーではなく、常に入れ替わっている。しかしこの新しいリーダーもまた、勇気と决断力と强い力を持っている。そんな集団は强い。
人間社会において民主主義が理想の政治形態とは誰も思っていない。しかし独裁者の支配よりは優れていることを承知している。民主主義とは、議論を尽くして 決まったことには従う義務があることも忘れてはならない。そして議論で決める理念と、多大の労力を払って粛々と具現化していくプロセスがあることも、大人 になったら学習しないといけない。
(2011/11/04)