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第60回 「研究で得た経験」 赤澤 宗樹 (量子半导体工学研究室) (2012/06/08))

 博士课程后期に进学し、そろそろ2ヶ月が経とうとしています。今回、この机会を利用して研究室に配属されてから修士を修了するまでの自分自身の研究の実体験とその时に感じたことを书かせて顶きたいと思います。
 学部4年生で研究テーマを决めるとき、私は大学院に进学するつもりだったため卒业后も続けられる研究テーマを选びました。研究のおおまかな流れとして、実験で使う装置を新たに自作し、それを用いてサンプル作製を行いました。この作业の中で、新たな装置を自分自身で一から组み立てることが大変でした。事前に原理的に実験可能かどうか理论计算を行い、それを基に装置の図面を描き、必要な材料をそろえて工作机械で加工します。一文で简単に手顺を书きましたが、手作りの装置が実际に稼动するまで4ヶ月以上かかりました。また、加工して形が出来上がってくるまでは作业が进んでいるという実感がわかず苦しい思いもありました。しかし、设计通りに自分だけのオリジナルの装置が完成したときは非常に达成感がありました。装置の改良は现在でも行なっており、このときの経験が役に立っています。
 博士课程前期进学后に心に残った経験は海外での学会発表です。一番衝撃的だったのは満席の大きな会场で、同じ位の年齢のアジア系の学生が堂々と口头発表をしていたことです。発表内容が优れていたというよりは自分の研究内容を世界に発信していきたいという姿势が强く表れていました。远く离れた同じ年代の人が顽张っている姿を间近で见せられて、すごい励みになりました。海外の学会発表は多くの外国の研究者と触れ合える日本にいるだけでは味わえない机会だと思うので、是非一度行ってみて下さい。
 これからも様々な体験を経験し、いい刺激を受け取りつつ、少しでもこれからの生活に役立てていければと考えています。&苍产蝉辫;

(2012/06/08)

写真は米国?サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジ


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