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第166回 「「cappuccino」で味わう紅茶」 東堂 大地(2018/09/21)

はじめまして、半导体集积科学専攻惭1の东堂です。今回はコラムを书く机会を顶きましたので、先日イギリスに行った时のことを少し书こうと思います。

 

 突然ですが、皆さんは英语を话すときに一番重要なことは何だと思いますか?

 

きれいな文法? 豊富な語彙力?

 

私は発音だと思います。今回のイギリスでそれを痛感しました。

 

というのも飛行機内でキャビンアテンダントさんに”chicken, please”と言ったらキョトンとされたり、レストランの店員に”cheeseburger, please”と言ったら何度も聞き返されたり、挙句の果てに”cappuccino”を頼んだら紅茶が出てくるなんてことがあったからです。

 

あまりにも通じないので原因を考えてみました。そうすると先ほど挙げたフレーズの中に共通点があることに気づきました。それは”t?i:”の発音が含まれていることです。日本语で書くなら ”チ” ですね。さて、私が”t?i:”の発音が苦手であるとい可能性が示唆されましたが、そもそも”t?i:”は日本语の”チ”と大して変わらない(語弊のある主張だとは思いますが…)ので苦手なんてことあるか?と思っていました。

 

そんな时一绪にイギリスに行っていた友人から、

「君は”チ”を”ティ”っぽく言うよね。」的なことを指摘されました。え?本当に?どうやら私は無意識のうちにティキン,ティーズ, カプティーノのように発音していたようです。う~ん、カプチーノが紅茶になってでてくるのもこの辺りが原因のようです。

 

初めての海外で舞い上がって少し格好つけて発音しようとした结果、むしろ间违った発音をするという耻ずかしい思いをしてしまいました…。ちなみに、ある発音や文法を正しいものであるにも関わらず、社会的に権威ある言语を基準とした类推により误用であると误解し、却って正しくないものに変えて使用してしまうことを言语学の世界では过剰修正と言うそうです摆1闭。

 

今回の例と过剰修正をむりやり结びつけるなら、カタカナ英语の発音があたかも全て间违っているかのように错覚し、”チ”を无意识のうちに”ティ”に変换していたということでしょう。

 

グローバル化が进み海外との接点が増え始めている今日では、英语の重要性は高まっています。お互いが円滑にコミュニケーションを行えるようにきれいな発音を心がけたいと思いました。カプチーノを頼んだのに红茶が出てきた、なんてことにならないように…。

 

[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E5%89%B0%E4%BF%AE%E6%AD%A3

 

 

(2018/09/21)


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