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第167回 「帰宅困難者の一日半」 三宅 正尭(2018/10/26)

 2018年7月6日金曜日。この日の夜19:35顷、雨音が突然异常に激しくなり、思わず雨云レーダーのデータマップを确认しました(画像1)。
1时间先もずっと最大レベルの降水量が続く予想になっています(画像2)。
それから约5分后の19:40、职场にある全ての携帯端末から特别警报の警告音が一斉に鸣り响きました(画像3)。

 しかし、既にその时点で、バスは完全运休、タクシーでさえ一时的にサービス见合わせとなり、身动きが取れなくなっていました。
幸い、深夜まで待つとタクシーが动き出したので、皆帰宅でき、私は西条駅前のホテルでその日は何とかなりました。

 

画像1:思わず确认した雨云マップ

画像2:1时间先の雨云予想

画像3:雨音から约5分后の特别警报

  翌朝の土曜日、西条駅はやはり終日運転休止(画像4)。バスも運休。タクシーも足りていない状況のため、歩いて大学へ。
ブールバールをひたすら歩き、ようやく镜山を登っていると、この土砂崩れ现场に遭遇しました(画像5)。
结局、この泥の川の向こう侧へ行くことができず(画像6)、镜山の西侧を迂回する下见街道経由で大学へ辿り着きました。

 とりあえず大学には着いたものの、交通网は遮断され、未だに西条から抜け出すことは困难な状况でした。
この日はホテルも全て満室のため、职场に泊まるしかない状况でした。
明日は帰宅できるのだろうかと、职场で忧虑していたところ、幸いにも新干线がいち早く復旧(画像7)。
超満员の新干线で无事帰宅することができ、ホッとしました。

 ただ、こんなに苦労したのに、広岛市内では何事も无かったかのように、いつも通り深夜まで交通机関が动いており、大きなギャップを感じずにはいられませんでした。

 

画像4:翌朝の西条駅

画像5:镜山での小规模な土砂崩れ跡に遭遇

画像6:この先に大学があるのに渡れず迂回

画像7:东広岛駅にて新干线の早期復旧に安堵

 今回の豪雨で、広岛大学では东広岛キャンパスを支える光ファイバの断线の危机に见舞われたりもしましたが、
他の地域での被害は遥かに酷く、大规模かつ多数の土砂崩れが起こったり、県内でも河川の氾滥が起こった地域もあり、
停电、断水、浸水被害、家屋の损壊、交通网遮断の长期化、物资不足、人手不足等、非常に困难な状况となりました。
あちこちの山の无数の场所で土砂崩れが起こりましたが、上からの写真で见ると土砂崩れ跡の筋に过ぎませんが、
その现场で下から见上げると、何か巨大な力によって树木もろとも斜面が延々と根こそぎえぐられたようになっており、非常に恐怖を覚えます。
土砂を片付け、麓に土嚢を积むことはできますが、えぐれた斜面はどうすることもできないと思います。

 なお、本灾害について、広岛大学に関わることは、 平成30年(2018年)7月豪雨に対する広岛大学の取り组み にまとめられています。
その中でも、土砂崩れ等の詳細は 調査?研究 に、交通アクセスについては 本学への交通アクセス(东広岛キャンパス) に、
それぞれまとめられていますので、详しくはそちらをご确认ください。

(2018/10/26)

 


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