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広大OB田中太郎~リアルを语る~第10弾 「はっきり言いますと、出世したいです。」

Q はっきり言いますと、出世したいです。

A いいですねぇ、人間、このように正直でありたいものです。

会社员、组织人となったからには、出世することは最大の目标といっていいでしょう。出世すれば、给料は上がるし、権限も大きくなる。自分の裁量でビジネスができるようになるので、仕事のおもしろさは比较になりません。

しかし、いまどきの会社、年功序列はなくなっていると思った方がいいです。仮に年功序列が残っていたにしても、その中でも明らかな胜ち负けがある。仕事と私生活の充実を求めるのであれば、出世できるように人生を积み重ねなければなりません。



では、どうするか。

出世の阶段を上るには、それぞれの段阶で求められる能力や経験があります。これをキャリアパスと呼びます。出世の秘诀とは、このキャリアパスを见极めることです。

もちろん、このキャリアパスは公司や组织それぞれの事情が色浓く反映されていますので、ケースバイケースではあるのですが、普遍的なものも存在します。最低限、そこを外してはいけません。

それは「组织を运営する能力」です。

 

ビジネスマンに英语が必要だ、パソコンが使えなくてはならない、财务诸表がどうの、、、などとあおる内容の书籍が本屋に并んでいますが、まったく気にする必要はありません。こうした个の能力は、たとえて言えば、将棋の驹の能力に过ぎません。つまりは现场の平社员が日々仕事を処理する能力のことですね。

出世とは、将棋の驹を动かす立场になることです。现场で动く社员をチームとしてまとめ、より大きな単位で仕事を処理する责任者です。

さらに出世したら、そのチームをいくつも动かす立场になり、最后は、会社という组织全体での収益の向上、业容の拡大と存続を指挥することが求められます。

 

组织を运営する场合に、当然、现场の知识は必要でありますが、処理能力自体は问われません。

现场の问题解决には、できる人间を现场に配置すれば済むからです。上に立つ人间に求められるのは、その「できる人间」を集め、最大のパフォーマンスを発挥できるように、场を作り、配置することなのです。

その意味で、出世した人间の现役时代の能力って、そんなに高いものではなく、むしろ平均的であることの方が多いのです。

社长の昔を知る人间が「あいつは昔、ダメなやつでさぁ」という声を闻くことは少なくありませんが、それは别にやっかみではなく、社长になった人の能力、つまりキャリアパスは别のところにあったということなのです。

私の知り合いに、世界的公司で部下が2000人いるって出世头がいますが、英语なんてほとんどできません。

でもね、と彼は言います。

「部下がこれだけいれば、英语だけじゃなく中国语もフランス语もロシア语もエキスパートがいるから彼らにやらせればいいんだよ」。

个と组织の违い、分かっていただけますでしょうか。

 

では、どうしたら组织を运営できるようなるか、ここが肝ですね。

组织は何人もの人で构成されています。あなたも同じでしょうけど、信頼できる人のためなら一所悬命になれるでしょうが、いやなやつのために力を発挥できるでしょうか。信用できない人の下で、リスクをとれるでしょうか。

ないですね。

答えはここにあります。组织を运営するためには、まずはあなたが他人から信頼されるような人间になることです。どこでも同じですが组织にはいろんな人がいます。それを个人的な好き嫌いで判断しては、组织は运営できません。构成员を选ぶことはできないのです。価値観が违う人とも最低限の信頼関係を构筑できるかどうか。组织を运営する能力の核心はこれです。

なに、まだよく分からない? では、だれでもできる方法をお教えしましょう。

信頼関係づくりはコミュニケーションから始まります。相手が何を考えているか、自分の思いは何か。それをきちんとやりとりできる能力と言い换えることができます。

 

大手食品会社の副社长が讲演でこんなことを言っていました。

「コミュニケーション能力とはね、突き詰めれば闻く能力のことですよ」

マジでそう思います。

どんなつまらない话でも、どんなゆがんだ考えでも、まずは倾聴する。そこではじめて相手は心を开くのです。闻く姿势を学ぶことから出世の阶段が広がっていくと信じて间违いありません。

超短気でわがままな私にはとても无理です。これまでも、そしてこれからも

(田中太郎)

 

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